Detroit: Become Human ファンフィクションのメモ
以下でゲームの内容に触れている。
英語は得意でないので、間違いがあったら知らせてほしい。
The Host with the Most - K_dAzrael
Rating: Explicit(成人向け)
Words: 21355
Summary:
“You’re saying you’d pay someone to just get drunk off their ass and chit-chat with lonely androids. And you really think they're gonna want to talk to some old grizzled loser, not some hot, perky young thing in a maid costume?”
(要約:
「金をもらってべろべろに酔っぱらって、孤独なアンドロイドたちとおしゃべりするって? アンドロイドがメイド服を着たセクシーで元気のいい若いやつじゃねえ、年寄りで白髪交じりのだめなやつと話したいとあんたは本当にそう思ってるのか?」)
主なrelationship(カップリング)はハンクとコナーだ。
原作を基に分岐した世界観のAU(パラレル)で、アンドロイドの革命が成功した後の2039年から始まる。ハンクは早期退職し、バーと二日酔いと犬の世話という生活を送っていたが、何とかしようと決めたときにジェリーたちに会う。ジェリーたちは「JERRY’S BAR」というアンドロイド向けのバーを開店して、人間のもてなし役を募集している。ハンクはそのバーで働き、客としてコナーが現れる。
要約のハンクのセリフからもわかるようにハンクは自己肯定感が低く、そのほかにも抑うつとアルコール依存症といった問題を抱えている。コナーは警察で孤立し、やりたい仕事を担当させてもらえず、ハンクが心配するほどジェリーのバーに頻繁に訪れる。
この作品のノースについて、ノースとハンクの会話がちぐはぐしている(ノースは彼氏の彼氏に促されてこのバーに来たと言うが、ハンクは状況がいまいち飲み込めていない)シーンは面白いんだけど、ノースが人間と打ち解けるシーンはあまり好きではない。ゲーム本編でノースは人間に対して怒っている。どんな言葉でも言い表せないぐらいの怒りで、人間のことを簡単に許すとは思えない。どんなに怒っていてもいつか人間と気軽に話すことができるようになってもいいと頭では理解してるんだけど、ゲーム本編でノースの怒りと過去はマーカス編のプロットに利用されただけのように見えるから余計に私は納得できない。
この作品のもう一つのrelationshipがジェリーたちとラルフだ。私はこの作品のジェリーたちとラルフの描き方が好きだ。ラルフはおそらくコナーに発見されて(住宅に関する公的な支援を受けて)公営住宅に移って、近所の人たちともそこそこうまくやれているようだ。ハンクがなぜジェリーたちはラルフと付き合っているのかという個人的な質問をすると、ラルフは他の人たちよりもたくさん愛情が必要で、自分たちもそうだとジェリーたちは答える。ゲーム本編のラルフにはたくさんの助けが必要だと思う(当然恋愛で個人の問題は解決しないのでこの作品の描き方に無条件に賛同はできないけど)から、このジェリーたちの回答はラルフのことを好きだと思ってるキャラクターが言えるセリフだと思って、何だかうれしくて泣きそうな気持ちになった。