つづり

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ユーリ!!! on ICE 感想 8話

ユーリ!!! on ICE 感想 8話

 1話を見返して、ヴィクトルが記念写真と勇利に声をかけたあと、勇利が何も言わず立ち去るところのヴィクトルの顔がタンタンみたいな顔をしていて、声かけたけどなんか間違ったのかなんだろう、みたいな疑問とちょっと寂し気にも見えるヴィクトルと死にそうな顔をした勇利の感覚の違いみたいなものが見えて面白かった。人は全然違う生き物だけど、こうも違うものかと思った。

ユーリのファンはユーリと同世代の人が多いのかな。ああいうふうに出待ちされるのをユーリはいやがりそう。

ユーリのモノローグは貴重だ。ユーリは自分のことをアイスタイガーだと思っていてそういう服を着てそういう言葉遣いをしているけど、ヴィクトルに、観客にとっては子猫と言われていたことを思い出す。

ユーリの回想のじいちゃんだ。ユーリはじいちゃんが大好きだ。じいちゃんのピロシキが別にきらいってわけでもないだろうけど、ずっと食べていて飽きているってのはあるかもしれないと思った。そういえばカツ丼おいしかったなと思い出して言ったら、じいちゃんにピロシキはおいしくないと誤解されるようなことを言ってしまったというところだろうか。じいちゃんの認識はまったく誤解というわけではなく、ユーリはピロシキをきらいじゃないけど、すごい好きというわけでもない、でもじいちゃんは好きでがっかりさせたくない、というところだろうか。
じいちゃんの前では怖い顔をして威嚇しなくてもいい。率直にしゃべってもいい。そういう人がユーリにいてよかったと思う。

じいちゃんの車は古そう。車に詳しくないけど、周りを走っている車よりも古い。じいちゃんは古い車が好きなのか、あまりお金に余裕がないのかもしれないと思った。

ラジオから我が国の英雄ヴィクトル・ニキフォロフと流れてくるのが怖い。どこの国でも、英雄と名前をつけられたら、死ぬまで利用されそう。

ヴィクトルは今後の予定という質問に1話で答えてなかったけど、ここでも答えない。俺がいるだろと言うユーリは本当に負けずぎらいだ。

ヴィクトルがサングラスを取ってユーリの頭に顔を寄せているのは、さあこの絵を撮ってね、あと今後の進退には一切答えない、というヴィクトルのメッセージなのか?

エレベーター待ちをしている勇利がスンギルに気づいているけど、仲のいい選手がいないと途方に暮れているのが面白い。さほど親しくない人には自分から話しかけないのが勇利らしい。

対照的にサーラは積極的で、挨拶したり声をかけたりしていて面白い。このエレベーターに乗り込みたくないので、避けて隣のエレベーターに逃げる勇利も面白い。

ファイナル進出がかかっていて、冷や汗を流しているピチットくんがかわいい。

スンギルはマンボとステップと衣装がどれも情熱的なのに、考えていることが点数の計算で面白い。サーラに対する断り方を見ると、理詰めで考えるのが好きで、無駄なことはあまりしたくないのか、と勝手に想像した。そういう冷めた感じなのかと思いきや、自分の殻を破りたいからマンボを踊る、という動機があって、衣装みたいにわからない人だと思う。コーチとはそりが合わないのか?

観客の歓声で演技が変わることはない、というスンギルのインタビューが観客の歓声で遮られる皮肉っぽい演出が好きだ。

エミルはいい人だ。一緒にバルセロナ行こうぜって言ってみたい。ミケーレはサーラにミッキーと呼ばれていて、妹にべったりだから薫幹みたいだと思った。最初に見たとき、このまま妹にくっついてそれを肯定する展開になったらいやだなと思った。サーラはしっかりしているから、そうはならなくて安心した。ミケーレはいつもどんなスケートをしているのかわからないけど、勇利みたいにエロスの方面に振り切れた演技ができたらそれはそれで面白いんじゃないかなと思った。

ヴィクトルがJJに冷たい対応していて珍しい。なんでだろう。馴れ馴れしいと言ったらいいのか、他人の境界を踏んづけて入ってくる感じの人は好きではないのか?特に理由がなく好きではないのか?

ヴィクトルが勇利の靴ひもを結ぶために跪いていたり、勇利にネクタイを引っ張られたり、前回も思ったけど、勇利とヴィクトルの立場とか力関係みたいな、うまく言葉にできないけど、そういうものが変わってきているようにも見える。

 

期待されるとプレッシャーに負けそうになるけど、全然期待されていないと楽で、むしろ燃える勇利が面白い。


ユーリのファンが持っている旗はロシア語でユーリ(発音するとユーリーみたいな感じなのか?)って書いてあるのか。

ユリオのマジアガペーをみて、いいよね、と笑い合うヴィクトルと勇利が好きだ。

ユーリでも緊張することがあるんだなと思っていたら、キスクラでヴィクトルが勇利の靴にキスしていてびっくりした。最初見たときぼんやり見てたけど、改めて見ると、人の靴にキスすることないよ。日常でその動作することないよ。
他人を服従させるために靴にキスさせることはあるかもしれない。でも、ヴィクトルから勇利に向けたものはそういう意味じゃなくて、激励や親愛や賞賛などの意味を込めているんだろうと思う。この瞬間だけは、勇利に服従してもいいと思っているのかもしれない。

じいちゃんが来ないし、緊張感に襲われているユーリからしたら、試合後に能天気に戯れているふたりから応援されているように見えたのかもしれない。むかつくユーリが面白い。

温泉オンアイスは、ユーリにとってただ悔しいだけではなくて、屈辱だったのか。ヤコフの言うように、ユーリは早いうちにヴィクトルから離れてよかったのかもしれない。温泉オンアイスのようにユーリを奮起させるものがなければ、慢心してここまで変わることはなかったかもしれない。(もちろん温泉オンアイスがなかったとしてもユーリは努力するだろうけど)
応援されるほど落ちぶれちゃいない、と言うユーリや猫耳つけて騒がれるのをいやがるユーリを見ると、哀れに思われたり、かわいいと言われたり、弱い印象を持たれるのがいやなのかなと思う。

JJは何を思ってユーリにレディファーストと言ったのかわからないけど、こういう言動をするのは相手がユーリだからか?もうユーリの試合は終わったし、挑発してもいいと思ったのか、それともこの言動はJJの素の行動なのか。素なら無神経なやつだなと思う。

JJのモノローグはJJらしくて面白い。個人的な好みで、こういう暑苦しい人は好きじゃない。それはそれとして、ブレードに顔を寄せていたり、腰にタトゥーを入れていたり、氷にキスしたりするのは色っぽいと思うけど、JJは別にそんなこと思っていないような気がする。あと、ジャンジャックやルロワという名前がフランス語っぽい。

 

ユーリはヤコフにピロシキを食べすぎるなと言われていて、やっぱりユーリはピロシキを好きなんだろうか。どうなんだろう。ユーリの適当な返事はヤコフにあれこれ言われ慣れている感じだ。


勇利は1話で最後にヴィッちゃんの側にいられなかったことを後悔していて、ヴィクトルにはそんな後悔をしてほしくないと思っている。ユーリとエレベーターに乗っているときのモノローグの通り、勇利はロシア大会で4位以上に入れなかったら、グランプリファイナルまで行けないけど、それよりも、ヴィクトルにはマッカチンのことを優先してほしいと思っている。

ヴィクトルは自分が居られない代わりに、ヤコフに勇利のコーチを頼んでいて、ヤコフになら頼っても大丈夫だ、大抵のことは聞いてくれると知っているところがヴィクトルらしいと思う。