つづり

このブログは自分のためのメモ帳です。

ドラゴンエイジ:インクイジション ファンフィクションのメモ

以下でドラゴンエイジ:インクイジションの内容に触れている。

タイトルのとおり、ドラゴンエイジ:インクイジションのファンフィクションから自分が読んだものをメモしている。Archive of Our Ownにあるファンフィクションで、ファンフィクションのタイトルがArchive of Our Ownへのリンクになっている。

 

One Moment at a Time - JustJasper - Dragon Age: Inquisition [Archive of Our Own]

Words: 19298

Summary: In Tevinter Dorian's flings with men were all secret and hushed up, and Dorian has no experience with romantic public displays of affection. As his relationship with the Iron Bull develops, he realises he desperate wants something completely outside what he ever thought he could have.

(要約:テヴィンターでドリアンは男性との情事をすべて秘密にして隠していた。ドリアンには公然と恋愛の情を表明する経験が全くない。アイアン・ブルとの関係が進展すると同時に、かつて手に入れられるだろうと考えていた範囲を完全に超えたものがひどく欲しいと気付く。)

ドリアンとアイアン・ブルのrelationship。

ドリアンの出身地であるテヴィンター帝国では貴族間の同性同士の恋愛は禁じられている。ドリアンは貴族で同性愛者であり、テヴィンターにいる間、同性との恋愛は隠し通さなければならなかった。

審問会のあるフェレルデンでは同性同士の恋愛はたいして気にされない。女性同士や男性同士でキスしても周りの人は気にしない。同性の恋人や同性の配偶者がいることは大したことのない話題として扱われる。

ドリアンとアイアン・ブルの両方の視点から物語が進む。アイアン・ブルは誰とでもカジュアルな関係を楽しんでいて(アイアン・ブルがカサンドラに断られたシーンが出てきて、カサンドラの断り方が真面目ではっきりしていてカサンドラらしくて面白い)、ドリアンは同性と恋愛をしているのを誰かに知られるのを恐れている。

ドリアンがフェレルデンでは安全だという知識を得ても、しばらくの間テヴィンターにいるように周りを恐れているのがよくわかると思った。知識として頭で理解するのと、心の底から納得して安心するのは別の出来事で、たいてい前者は先にやってきて、後者は習得するのに時間がかかる。ドリアンが少しずつ慣れて、安心して過ごせるようになるのをアイアン・ブルと一緒に待っているような物語だった。